2018年12月09日

第100回「川崎学びの会」のお知らせ

師走を迎え、文字通りお忙しいことと思います。

だからこそ、月に一回ぐらいは授業をもとにじっくり学び合う機会を大事にしたいと思います。

最近は参加者が固定化し、人数も限られています。

100回を機に「授業の事実から学ぶ」ことの意義を考え直してみたいと思います。

小中高校の先生が一緒に、教科をこえて、ビデオ記録を元に子どもたちの学びの姿をもとに学び合う、川崎市とその近郊ではほとんど唯一の研究会なのですから。

 

1. 日 時 2018年12月14日(金)17:45〜20:15

    今回は100回を記念して夕食会を開催する都合でいつもより時間を早くしております。

2. 会 場 川崎市高津市民館 第一会議室

    交通 JR南武線「武蔵溝の口」駅

       東急田園都市線「溝の口」駅

       より徒歩数分 丸井が入っているビルの11階

3. 内 容 ビデオ記録をもとにした授業の事例研究

    授業事例 小学校5年国語「大造じいさんとガン」

どうぞお知り合いの先生をお誘いくださりご参加ください。

今後の予定

(1)  第101回「川崎学びの会」

@     日時 1月26日(土)17:30〜20:30

A     会場 川崎市高津市民館第1,2会議室

B     内容 小学校6年社会「環境保護と開発」

   カリキュラム開発と授業の事例研究

   提案:茅ヶ崎市立浜之郷小学校 脇坂圭吾先生

     佐藤学先生が「圧巻」と評された授業です

(2)  102回「川崎学びの会」2月15日(金)

(3)  103回「川崎学びの会」3月 8日(金)

会場はいずれも高津市民館第1会議室です。

この先はときどき過去に取り上げた授業事例を再度とりあげ「川崎遺産」として見直す機会を設けたいと考えています。

「川崎遺産」と豪語するにふさわしい素敵な授業がたくさんあります。それはまたビデオ記録があるからこそできることでもあります。

その一つを最近見直してみて、子どもたちが夢中で学んでいる姿に感動しました。また、その授業をみる私自身の眼が違ってきていることを感じました。

ご期待ください。

 

なお、終了後は毎回報告を差し上げていますが、パワーポイントの資料を添えた報告は次の方に限らせていただいております。

  1. 事前に申し込みをいただいている方
  2. 過去半年の間に一度は参加されている方
  3. こちらで勝手にご覧いただきご意見をうかがいたいと思っている方

                       川崎学びの会

                       顧問 馬場英顕

posted by 川崎学びの会 at 11:39| Comment(0) | 月例会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

報告します。第99回「川崎学びの会」

今回で「川崎学びの会」は99回を迎えました。

今回の参加者は15名と少ないのが気になりました。でも内容は充実していました。

以下はその報告です。

予め申し込みいただいていた方には当日のパワーポイント(子どもを特定できないように写真はすべてボカシてあります)今回は中学2年の道徳を取り上げました。パワポにはその資料のあらすじもつけておきました。

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レギュラーになれるかどうかが不安な上に、定期テストの結果が振るわずに担任の先生に注意され、家族にも叱られて部活動をやめるかどうか迷っている中学校2年生が主人公の話しです。

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導入で、部活動をやめたいと思ったことがあるか、それはどんな時か、その理由は何かをグループで交流すると、とめどなく話しが続きました。中2の子どもたちが一度は経験、あるいは現に悩んでいるテーマだからでしょう。

資料を授業者が範読、あらすじを確認したあとグループで相談し、それを皆で交流しました。道徳の授業でよくみられる「建前」ばかりを語ることも、いわゆる「よい子」の考えもほとんど出ず、さまざまな意見が出ました。

なぜか?

  1. 子どもたちにとって切実なテーマであった。
  2. 資料を最後まで読まず、中断してその先どうするかを考えたので多様な考えが出ることにつながった。

元の資料は、主人公が担任の先生に「野球部をやまめす」と申し出、野球部の副顧問をしている担任が「顧問の先生は君をレギュラーにしようかな」と考えていることを伝えられると「やめるなんて言わなければよかった」と主人公が後悔するところで終わっています。 

本時はその結末まで読まず、友人に「続けようよ」と勧められて迷っているとこで資料から離れました。

  1. 4人グループによる話し合いを適切に配置した。

「コ」の字の座席で話し合っている道徳の授業はよく見ますが、なぜか4人のグループを取り入れた授業を見ることは限られています。そこが本時は違っっていました。

女子の考えをよくきいた。

つい口の軽い男子を指名し、その発言を受けて先へ先へと進みがちですが、本時は女子の考えを大事にしており、それだけ多様な意見が出ることにつながりました。

  1. 意見だけでなくその理由も絶えず問い続けた

 「つぶやき」や「ささやき」がいっぱい生まれ、多様な意見が出された。

ところが、それにも関わらず考えがあまり深まらなかった。

なぜか?

  1. せっかくたくさん生まれた「つぶやき」や「ささやき」がつながらず、多様な意見が羅列されることになってしまいました。「つぶやき」は自身との対話であり、独り言です。「ささやき」は他者との小声の対話だということができます。当然授業者がそれを把握することは難しいし、無理に聴き取ろうとすると本来の役割が果たせなくなる可能性があります。

しかし、「つぶやき」や「ささやき」が生まれていることは感知できるはずです。本時ではそこが足りなかったのかもしれません。

  1. 「つぶやき」「ささやき」が生まれていることを感知したら「どういうこと?」「きかせて」と応じて思考が深まることにつながる「芽」を感じたら「グループで相談して」とグループにもどしたり「それ面白いね」「○○さんはそのことについてどう思う?」とつないでいくと違ってくるでしょう。本時にはそこが足りなかったのではないでしょうか?

例えば「親や先生は関係ない」というつぶやき、「島田は凄いと思う」という「ささやき」には深い意味が潜んでいるのではないかと考えられますが、授業者がそれを把握することには無理があります。

それぞれにその時点で考えていることを交流する場面でその「つぶやき」や「ささやき」が全体の場に出てくるようなきっかけを設けられると違った可能性がありそうです。

つまり教師が「つなごうとする」ことで子どもたちが「つながる」ということになりそうです。そこを意識するとさらに深く子どもたちが考えたのではないでしょうか?

 

くわしくはパワポをご覧ください。

  馬場英顕

なお、今回、参加者の発言を白板にメモしながらリフレクションしました。発言を確認できるようにしながら考えることで、学びが深まるのではないかと考えたからです。参加者の提案を受けて初めて試みました。

それは子どもたちにとっても同じです。伝達のメディアとしての板書から、思考を交流するメディアとしての板書へ転換することで思考が深まると思います。

posted by 川崎学びの会 at 11:32| Comment(0) | 月例会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月28日

第99回 川崎学びの会のご案内

第99回川崎学びの会を次のように開きます。

毎日お忙しいと思います。だからこそ月に1回は一つの授業をもとに皆で学び合いましょう?

 

1. 日 時 2018年11月30日(金)

18:00〜20:30

いつもより15分早く始めます

2、会 場 川崎市高津市民館第一会議室

      JR南武線「武蔵溝の口」駅

      東急田園都市線「溝の口」駅

     より徒歩数分、丸井の入っているビルの11階

3、内 容 授業のビデオ記録をもとにした授業の事例研究

      授業事例 中学校2年道徳「部活やめます」

 

4、この先の予定

  第100回川崎学びの会 12月14日(金)

       小5国語「大造じいさんとガン」

  第101回川崎学びの会  1月26日(土)

          小学校5年社会「環境保護と開発」

           浜之郷小学校の脇坂先生をお招きし、カリキュラム開発と授業事例を提案していただき、じっくりと学び合います。佐藤学先生が「圧巻の授業」と絶賛された授業です。ぜひ多くの先生方に参加していただきたいと願っています。

会場はいずれも高津市民館です。第101回は隣の会議室

も借りて、定員をいつもの2倍にします。    

posted by 川崎学びの会 at 18:27| Comment(0) | 月例会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする